今回は、ひさびさにAndroidのシステムを弄ります。
Softbankの201M、これも格好いい「ちびスマホ」ですけども、こいつにAndroid4.4ベースのカスタムROM「CyanogenMod 11」を入れたいと思います。
先に断りを入れておきますが、この記事は初心者は対象としていません。分からない所はご自分でお調べください。
僕が持っている201MはAndroid4.1、ビルド番号9.8.2Q-34_SMJ-102です。
ちなみにSIMスロットが壊れていて、SIMの認識ができなくなっています。SB使わないから関係ないけど。
▼rootを取る→ブートローダーアンロック
まずはroot取得から。これはこの記事内で詳しく解説する必要はないでしょう。
htc速報さん(http://htcsoku.info/htcsokudev/rudimentary-knowledge/201m-bootloader-unlock/)の通りにやればできます。もちろん、Android SDK等の準備がされていることが前提です。
ただしワンポイント。
この手順の中で、XT902_SBMの処理をした後、コマンドが#になっていれば成功です。その時点でどこかから持ってきたsuファイルを/system/xbinに放り込んでやります。
adb push su /data/local/tmp
adb shell
$ chmod 777 /data/local/tmp/su
$ mount -o rw,remount /system /system
$ cat /data/local/tmp/su > /system/xbin/su
$ chmod 6755 /system/xbin/su
$ mount -o ro,remount /system /system
こんな感じですね。これでsuが使えるようになりました。
(ひょっとしたら、このsu置きの操作は必要ないかもしれません。)
また、再起動するとrootが外れるのは仕様です。2回目以降はパソコンのコマンドから、
adb shell
$ data/local/tmp/break_setresuid
と打ち込むだけでrootで入れます。
ブートローダーアンロックまで完了したら、次に進みましょう。
▼TWRP/CWMインストール
カスタムROMをインストールするためのリカバリを用意します。
・TWRP-2.6.3.2-moto_msm8960-hdpi.img
ちょっと怪しげなリンクですが、Ver2.6.3.2のリンクってなかなか無いんですよね…。
他にも使えるリカバリはいろいろあるんで、不安な方は他を探してください。
CWMが好きな方は、ROM ManagerのサイトにあるMotorola Droid RAZR M - 6.0.4.4なんかがいいんじゃないでしょうか(201Mに使えることは確認済みです)。
無難にROM Managerのアプリからインストールするのも手ですね。
でまぁTWRPのインストールの方法なんですが、201Mの電源を切り、音量下キーを押しながら電源キーをちょっと長押しします。そしてすぐに電源キーだけ離します。
そうすると、「AP Fastboot Flash Mode ……」と文字だけが書かれた画面になります。これがfastbootモードです。
画面のなか、4行目に「Device is UNLOCKED」と書かれていれば、ブートローダーアンロックに成功しています。
ここで、コマンドから、recoveryを焼きます。
fastboot flash recovery TWRP-2.6.3.2-moto_msm8960-hdpi.img
と打ち込みます。
(bootloader) Variable not supported!
target reported max download size of 31457280 bytes
sending 'recovery' (8328 KB)...
OKAY [ 0.631s]
writing 'recovery'...
OKAY [ 2.740s]
finished. total time: 3.375s
みたいな感じで表示されたら成功です。
fastboot reboot
で再起動。
リカバリーモードに入るには、
adb reboot recovery
というコマンドを使ってください。
電源OFFからボタンでリカバリーに起動するようにもできるみたいですが、この記事では割愛します。
▼CM11(Android4.4)インストール
ここまで来たら、いよいよAndroid4.4のインストールです。
・cm-11-20141112-SNAPSHOT-M12-moto_msm8960_jbbl.zip
・xt902-cm11-patch.zip 201M用のパッチ、rootスレの>>567氏に感謝
・gapps-kk-20140606-signed.zip ※直リンクです
201Mの海外版「XT907」にはAndroid5.0ベースのCM12も提供されていますが、ブートローダーのバージョンの関係で、201Mにはそのままではインストールできません。末尾に「jbbl」とついたROMを選びましょう。
また、NIGHTLYのROMは多数公開されていますが、今回はSNAPSHOT M12を使います。
SNAPSHOTの方が安定性が高いです。
ダウンロードしたファイルを端末に転送したら、リカバリーで起動。3つのファイルを上から順にインストールします。
で、インストールが終わったら、/dataと/cacheとdalvic-cacheをwipeして再起動。これでやっと、全工程が終わりました…!
▼その他調べたこと
何というかですね、201MくらいすぐにROMの入れ替えできるだろう、とか高を括っていたら全然そんなことなかったです。
「ブートローダーがAndroid4.4以前と以降とで違う」?みたいなよく分かんない情報があり、実際にインストールに躓き、やれROMのバージョンだ、やれTWRPのバージョンだ、と大量のファイルを漁り、なんか無駄に苦労しました。
結局、「JB(201Mデフォルト)のブートローダーで焼けるCM11のROMが別にある」ということに気づくまでに数時間…。この記事は僕の
あと、なんか最近はroot記事を親切丁寧に書くと情弱が湧いてその界隈が荒れる、とかなんとかややこしいので、ある程度手を抜いて記事を書きました。。
情弱の皆さんは頑張って自力でググって、情強になってくださいね。。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメント受付中です!
※管理人の判断により、コメントを削除する場合があることをご了承ください。