2014年8月31日日曜日

スマホ歴史のあらすじ①


こんにちは! 今日で8月も終わりですね~。
一般的には夏休みが終わりますが、僕の夏休みはちょうど折り返し点。9月ものんびり過ごすぞ!(笑)

さて今回はですね、ちょっとムカシのことを振り返ってみようと思うんです。
僕が持っている端末を古い順に紹介して、スマホの進化を追っかけてみます。


この記事はパート1ということで、Android2.3までのOSを搭載した5機種を紹介します。
最近スマホを使い始めた人はちょっとびっくりするかも…?


①LYNX SH-10B -2010年7月



はじめに紹介するのはLYNX。シャープが製造したはじめてのAndroid端末(厳密には兄弟機であるIS01が初端末)です。「LYNX」とはオオヤマネコのことで、通称は「赤猫」「白猫」(本体のカラーによる)です。画像は僕の「白猫」です。

…スマートフォン、ではないですね。「スマートブック」的な位置づけの端末です。
知らない人が見たら電子辞書。僕は高校時代にこの端末を授業中に使ってたことがあるんですけど、まぁ見てくれが電子辞書なので、先生に見られても注意されませんでしたww

タッチパネルに加えて、QWERTY配列のキーボードやトラックボールを搭載し、さまざまな操作・入力ができるのがポイント。シャープ、気合入ってます。

OSはAndroid1.6。ほんとうに初期のAndroidです。
ただシャープの気合入った魔改造(?)により、当時のAndroidとは思えないほど高機能です。そもそもAndroid1.6はマルチタッチ非対応なんですが、LYNXは一部アプリでマルチタッチに対応してるんですよね。恐ろしい。


非常に特徴的なこの端末、今となってはカンペキにスペック不足で使えたものじゃありませんが、それでもLYNXとIS01のファンはたくさん居ます。
シャープの公式Twitterでは、こんな呟きも→Twitter

そういえばこの端末、通話するときはどうやって持つんでしょうね?


②Galaxy S SC-02B -2010年10月



今や世界で一番売れているスマホシリーズであるGalaxyの、初代グローバルモデルです。製造は韓国のサムスン。「SGS」という略称(Samsung Galaxy S)が世界的に使われているようです。

日本で「スマートフォン」という種類のケータイが世間に知られ始めた頃の端末ですが、当時からGalaxyは頭ふたつ飛び出た性能を誇り、スマホの性能向上を牽引しました。
事実、日本製のスマホは、スペックでGalaxyに追いつくまで半年以上かかっていました。今でこそ性能面ではメーカー間で差がつきませんが、以前はスマホ選びでも『スペック重視→海外製・機能重視→日本製』が常識だったんですよ。

当時の海外製スマホすべてに言えることですが、いわゆる「ガラケー機能」は非搭載です。ソフトウェアの機能面でもあまり使いやすいとはいえないGalaxyですが、しかし処理速度と安定性はピカイチ。OSも当時最新のAndroid2.2(その後2.3にアップデート)です。
またrootを取ってのカスタマイズも簡単で、何があっても復旧できる上、世界中に開発者がいることもあって最新のAndroid4.4でも動作します。

僕にとっては、はじめて手に入れた白ロムであり、Androidのカスタマイズの入り口になった思い入れのある端末です。カスタマイズ面で非常にタフなので、今でもたまに使います。


③LYNX 3D SH-03C -2010年12月



LYNXシリーズの2作めで、シャープがドコモに提供した初のスマートフォンです。ちなみにLYNXシリーズはSH-10BとSH-03Cの2台しか存在しません(これ以降はAQUOSという名前が使われます)。

何を隠そう、SH-03Cは僕がはじめて手にしたスマートフォンです。愛着もあるし、とても気に入っています。

ワンセグ・赤外線といった「ガラケー機能」にも対応し、さらに裸眼で3D映像が楽しめるディスプレイを搭載したちょっとおもしろい端末。「地球防衛軍3D」という3Dゲームなど、このスマホにしかインストールされていないアプリやコンテンツもあります。
OSはAndroid2.1で、のちにAndroid2.2にバージョンアップされました。

発売当初から不具合を連発し、「リン糞」という不名誉なあだ名を頂戴した曰く付きスマホです。しかし度々のアップデートで最終的には不具合をほぼすべて克服していて、低スペックながらそれなりに動作は安定しています。
また機能面でもシャープ独自のカスタマイズが入っていて、それはそれは使いやすかったです。

まぁ色々と悩まされることも多かったのですが、それも含めて愛らしいスマホであります。


④Xperia arc SO-01C -2011年3月



ソニーエリクソン製のフラッグシップで、当時は「最強端末」として持てはやされました。
当時の最新鋭機にふさわしいスペックと当時最新のAndroid2.3を搭載。僕的にはGalaxy Sのほうがハイスペックだと思うんですけど、まぁそれでもよく動く端末だったことは変わりありません。
(arcとSGSを比較すると、CPUに高負荷をかけたときの粘りでarcは負けてしまいます。)

それに注目すべきは何と言ってもデザインです。arcの名前の通り円弧のラインが各所に取り入れられていて、背面まで弧状に反っているのがとても美しいです。
カラーバリエーションも、ブラック(ミッドナイトブルー)・シルバー・ピンクが用意され、どれもハイセンスでした。

Xperia arcは高性能ですがガラケー機能は非搭載。その影響で買うのをためらう方も多かったようで、結局この後arcにガラケー機能を追加した「Xperia acro」が発売され、そちらは大人気になりました。
しかしacroはガラケー機能(主にワンセグアンテナ)搭載の影響で容積が拡大し、arcのいちばんの魅力であった背面の反りがなくなってしまい、デザイン面ではやや「劣化」しています。


arcと同じハードウェア構成の機種は、acroの他にも、小型化したray、○×キーや方向キーなどを搭載してゲームに特化したPlayがあります。
2011年のXperiaはどれも格好良くて好きです。今のZシリーズなんか見た目どれも一緒でつまんないですね…。


⑤AQUOS PHONE IS14SH -2011年12月



auから発売されたシャープ製のスマホで、Android2.3が搭載された端末では最終世代にあたります。
IS14SHの最大の特徴は、テンキー付きのスライド型スマホであること。ガラケーからの乗り換えを意識して、馴染んだテンキーで文字入力ができるようになっています。
テンキーを搭載したスマホは、他にSH-02Dや007SHなどがあります。ちなみにIS11SHという同じテンキー付きの機種がこのIS14SHの前身で、IS11SHの3D機能を撤廃し、テンキー部分のボタンを増やしたのがIS14SHです。

スペック的には、まあまあ、といったところ。CPUはさほど問題ないのですが、RAM(512MB)が足りなくなるとすぐフリーズするので、ユーザーの評判はすこぶる悪いです。
後継機であるIS15SHでは、Android4.0の搭載にともなってRAMが1GBに増量され、この問題は解決しましたが、そもそも「テンキー付きスマホ」の需要がさほどなかったこともあって、人気は出ずに終わってしまいました。

そんなわけで不人気なこの端末、3000円程度で白ロムを入手できるので、ちょっと遊んでみたい方にはうってつけです(笑)
あと、実はこの時期のシャープ機は、rootを取っていじりながらAndroidの構成を理解するのに丁度良かったりするんですよ。ただまぁ初心者にはちょっとハードルが高いので、SGS→手頃なシャープ機、と進むのがやりやすい気がします。



以上、今回は5端末を紹介しました! いかがでしたか?

2011年までの端末は、発展している最中だったこともあり今となっては使いにくいものが多いです。
ただ、発展中だからこそ、メーカーがどこに重点を置いてスマホを開発していたのかとても興味深いです。
たとえばサムスンは性能を追求していて、シャープは機能面に力を入れていて、ソニーはデザインに秀でていて…。

ほかにも本体の薄さを追求したMEDIASや、「100年スマホ」とか言ってやたら安定している富士通スマホなど、個性的な端末がたくさん出ていました。
今はどれも似たような形、似たようなスペック、似たような機能をしていて残念です…。


てな感じで僕はこの時期のスマホがとても好きなんですが、やはりAndroidそのものが発展途上なだけあって「ケータイ」としての使いやすさはイマイチ。
それがどう進化して、どう使いやすくなっていくのか、パート2に続きます!

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