内部ストレージとSDカードの使い分け

Optimus itを含む最近のAndroid端末には、写真や音楽などを保存する領域が２つ用意されています。
ひとつは本体にもともとある「内部ストレージ」、もうひとつはmicroSDを挿入することで利用できる領域です(この記事では「SDカード」と表記します)。

でも、内部ストレージとSDカード、領域が２つあってもどう使い分ければいいのか分からない！そもそも今どっちを使ってるのか分からない！ ･･･って方も多いと思います。

今回は２つの領域の使い分け、データの移動方法などを説明します。


まずは内部ストレージ(内蔵ストレージ)について。これはスマホにもともとある保存領域で、容量は機種によって異なります。L-05Dの場合内部ストレージの容量は5.5GBです。
多くの端末では、内部ストレージはアプリの入る領域と共有しているため、アプリをたくさん入れるとデータ保存領域として使える容量は減っていきます。

「SDカード」は、microSDを挿すことで使える領域。容量はmicroSDによります。
L-05Dでは、たしか、購入時に付属品として4GBのものを貰えたと思うので、それを利用している方もいるでしょう。
microSDの場合は、(当然ですが)容量の大きなものに買い換えれば保存できる量も増えます。僕の場合は16GBのmicroSDを使っています。


▼今どちらの領域をどれだけ使っているか確認する

使い分けについて考える前に、まず、今みなさんのスマホがどういう状態か確認しましょう。
L-05Dの場合は、システム設定→デバイス「ストレージ」と進むと、内部ストレージとSDカードがどれだけ使用されているかが一目でわかります。
さらに内部ストレージでは、どんな種類のデータがどれだけ入っているかまで分かります。

僕の場合はこんな感じ。

▼では、実際にどう使い分けたらいいのか？

これで、今自分の保存領域がどんな状態なのか分かったと思います。
･･･だから？
今のままでいいじゃんって声が聞こえてきそうです。そう言われたら身も蓋もないんですが･･･


まず基本的なこととして、「内部ストレージはなるべく空けておいた方がいい」です。
これはやはり、内部ストレージはアプリデータの保存領域と共用であるということが理由です。
たくさんアプリを入れている人は特に、入れたいアプリがあってもデータが邪魔をして入らない、ということを防ぐために、SDカードを利用することをおすすめします。
まぁ、そもそもアプリは必要最低限にした方がスマホには良いんですが･･･。

もうひとつ、SDカードを使った方がいい理由があります。
それは故障に備えるためです。

たとえば水没・破損をしてしまったり、不具合などで修理・交換となった場合は、本体が初期化されてしまいます。
その時内部ストレージに保存されていたデータは消えてしまいます。しかし、SDカードのデータは、microSDを取り出して他のスマホやパソコンに挿せば今まで通り使えます。


もちろん、大事なデータはバックアップを取っておくのが鉄則です。SDカードが破損する可能性もあるわけですから、SDカードにデータを入れておけば安心というわけではありません。


･･･ということで、データはSDカードに保存するのがおすすめです。
ただし、機種やmicroSDの種類によっては、内部ストレージの方がSDカードよりもアクセスが速い場合があります。そういう場合は、内部ストレージを使うのもいいかもしれません。


▼どうやってデータを移動するのか

SDカードを保存領域として使うためには、いくつか作業が必要です。

①パソコンを使う
パソコンを使うと、内部ストレージ―SDカード間のデータ移動が楽に行えます。
パソコンとOptimus itの接続方法はここに書いてあることを参考にしてください。

②ファイルマネージャ系アプリを使う
この方法では、アプリを使ってスマホ内でデータ移動を行えます。
どこでもできるので手軽ではありますが、パソコンを使った方がデータの整理が簡単ではあります。
おすすめのアプリは「アストロファイルマネージャー」や「ESファイルエクスプローラー」。初心者向けで使いやすいです。
僕は主に「Explorer」を使っています。

ファイルマネージャの使い方は別の記事で紹介します。こちらへどうぞ。

③(カメラで撮影した画像)保存先を変更する
カメラ→歯車マーク→ストレージ、と進みます。
この設定で選んだほうに、撮影した画像が保存されるようになります。

ちなみに、スクリーンショットなどの画像は保存先が内部ストレージのみとなっていて、いちいちSDカードにデータを移動させる必要があります。(この方法が①または②です)
またブラウザでインターネットからファイルをダウンロードする場合も、内部ストレージのdownloadフォルダに入ります。
こういう時に「空き容量がない！」ということにならないためにも、なるべく内部ストレージは空けておきましょう。

▼まとめ
・内部ストレージはアプリのファイルと共用
・大事なデータはSDカードに保存する、もちろんスマホ外へのバックアップも必須
・写真など保存先が変更できるものもあれば、できないものもある(手動でのデータ移動は可能)


ここまで書いといてアレですが、どちらの領域を使うかはケースバイケースなので、一概に言える決まりはほとんどありませんっ！