2014年3月15日土曜日

【スマートなスマホ選び②】何が違うの? ディスプレイ


特集『スマートなスマホ選び』の2回目です!


スマホのスペック競争が終わりつつある今、新製品の魅力は、大きさや形などのデザインに集中しています・・・

というのが前回の記事の冒頭でしたが(笑)、唯一スペック競争が続いているのが、「ディスプレイ」。画面です。

ディスプレイのスペック競争は、大きさよりも解像度などその他の性能で激しいです。最近のスマホのCMでも、「高精細」とか「省電力」とかのワードを聞きますよね。

でも、CMのフレーズを聞いただけでは、どこがどう違うのか分からない・・・

この記事では、ディスプレイの種類・大きさ・解像度・ピクセル密度の4つについて、ひとつずつ解説します。


▼種類

ひとくちにディスプレイと言っても、いくつかの種類があります。
代表的な4つを紹介します。

・TFT液晶
最も一般的な液晶です。パーツ価格が安いので広く普及しています。弱点は視野角が狭いこと。視野角が狭いと、斜めから画面を見たときに色がヘンに見えます。

・IPS液晶
TFT液晶の派生タイプ。視野角が広く、斜めからでも見やすいのが特長です。素直な発色もGood。
L-05DにはIPS液晶が採用されています。それもそのはず、LGはIPS液晶開発のトップメーカーです。

・IGZO
シャープが開発に協力して量産化に成功した、鮮やかで省電力な液晶です。スマホの電池長持ちに大きく貢献します。
コントラストが高めなのは、好みが分かれそうなところです。IGZOは、シャープ製スマホの最大の売りでもあります。

・有機EL
有機ELは「液晶」とは根本的に構造が異なります。バックライトが存在しないのが大きな特徴。
そのため薄型のディスプレイになり、また、液晶が苦手とする黒の表示に長けています。(液晶はバックライトの光を遮ることで「黒」を表示するため、完全な黒を表現できません。)
ただし、寿命が比較的短いのがネック。画面の焼き付きが起こりやすいのです。
製造はほぼサムスンが独占していて、スマホではGalaxyシリーズなどが採用しています。



▼大きさ

ディスプレイの大きさは、主に「インチ」という単位で表します。
たとえばL-05Dのディスプレイは4インチです。この4インチってのは、画面の対角線の長さ。つまり、右上と左下(右下と左上)を結んだ長さです。

画面の大きさは、スマホそのもののサイズに直接影響します。前回の記事で、自分に合ったものを探してみてください。


▼解像度

解像度は、1枚のディスプレイにどれだけの発光単位(ピクセル)があるかの数値。タテxヨコの数値で表します(ヨコxタテの場合もあります)。

HD(ハイビジョン)やFHD(フルHD、フルハイビジョン)というのは、解像度の種類。
HDは1280x720、FHDは1920x1080です。最近はFHDが主流ですね。

同じ画面サイズなら、解像度の値が大きいほど、高精細な画面ということになります。しかし、解像度が上がるとスマホ全体の性能ががくっと下がります(端末が制御するピクセル数が増えるため)。

たとえばL-05Dの画面解像度は800x480。コンパクトな端末なので、画面の粗さもさほど気になりませんし、何より解像度を犠牲にした結果、当時のスマホの中では処理速度はNo.1です。

画面サイズに見合った解像度であることで、スマホの性能が最大に引き出さることになるんです。


▼密度

画面1インチあたりのピクセル数を表します。単位はDPIまたはPPI。
先に解説した「大きさ」と「解像度」に関わります。いわゆる「高精細」かどうかは、この値で判断します。

例を挙げてみます。
L-05D(4インチ、800x480)・・・240dpi
L-05E(4.5インチ、1280x800)・・・320dpi
iPhone5s(4インチ、1136x640)326dpi
SH-01F(5インチ、1920x1080)・・・460dpi

こう見るとL-05Dは劣りますねぇ。まぁ2年前の製品ですから(言い訳)


画面密度も高ければ高いほどいいのですが、正直320dpiあたりを超えてくると、僕には見ただけではよく分かりません・・・



ってなわけで、ディスプレイ比較のポイント解説でした!
いろいろな指標を見てきたわけですが、実際のスマホ選びで一番大切なのは「感覚」です。店頭で見比べながら、どんな画面が自分好みかじっくり検討してみてください!


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