2014年9月1日月曜日

航空機離発着時のスマホ利用制限が緩和されます!


今日9月1日より、航空機の離発着時においてスマホが利用できるようになります!


これまでは、駐機中(ドアオープン時)と上空でのみ、スマホを「機内モード」で利用できていましたが、今日からは、どの時間でも「機内モード」でスマホが利用できます。

携帯電話の通信回線(3G/LTE)を接続した状態、いわゆる「通常モード」の使用も緩和されます。
これまではドアオープン時以外は一切禁止でしたが、今日からは着陸後航空機が滑走路を出たときから通信が可能になります。(そのほかの時間は一切禁止です)


詳細は、国土交通省の図を参照ください。クリックで拡大します。



実はこの利用制限の緩和、適用されるのは「一部の航空機でのみ」という条件付きです。しかし、JALやANAといった国内の大手航空会社(PeachなどのLCCも含む)の機材はすべて「機内モード」での緩和に該当するので、いちいち航空機の機種を気にする必要はありません。

ただし、Bluetoothを利用するときは注意が必要。詳しくは下の図をご覧ください。

国内航空会社の機材はすべてタイプⅠかタイプⅡなので機内モードでの通信はすべての機種で可能です。
ただしBluetoothでの通信については、旧型の航空機では引き続き利用が禁止されます。
また機内でのWi-Fi接続の可否については、その航空機にWi-Fi設備があるかないかで判断できます。


この緩和によって、離着陸時にスマホ(あるいはデジカメ)で写真を撮ったり、音楽を聴いたりできるようになります!
個人的には離着陸時に写真が撮れるようになるのがすごく嬉しいです…! あ、ご存知ない方もいるかもしれませんが、僕はスマホと同じくらいヒコーキが大好きなんです(笑)


今回の緩和はけっこう有り難いものですけど、くれぐれも「通常モード」での使用は制限が多いことをお忘れなく! よく分からなかったら、客室乗務員の方に質問してくださいね。



ここからはちょっと余談です。
そもそもなぜ今まで携帯電話の使用が厳しく制限されていたのか、って話なんですけど…。

一般的には「機械が発する電波や微弱な電磁波が、航空機の計器などに支障を及ぼす恐れがあるため」とされていますよね。

でも、携帯電話の電波によって起きた事故っていうのは過去にありません。
いくつかの事故で、ケータイの電波が原因と考えられているものはあるんですが、関連性は断定されていないんです。
あれです、電車の優先座席ではケータイの使用は禁止ですが、それを違反して事故(事件)が起きたって話は聞きませんよね? それと同じような感じ。

要するに「よく分からないけど危険そうだから規制しておこう」というわけ。

もちろん安全を追求する姿勢としてはとても真っ当なものなんですが、ちゃんとした理由があって制限されてたわけではないってことです。


それが、「なんか大丈夫そうだぞ?」ってことになって、今回の緩和につながったんですね。
ただし機外へと通信する電波は強力(特に圏外になったケータイからはとても強い電波が出ます)なので、まだ制限が外れないってわけです。

もしかしたら、いずれは離着陸時に機外と通信できるようになる日が来るのかもしれません。当分はそんな日来ないでしょうけど…。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント受付中です!

※管理人の判断により、コメントを削除する場合があることをご了承ください。