2016年7月3日日曜日

ロボホンに音楽を取り込んで聴く方法


こんにちは、minijumboです。
もう7月ですね。北海道も半袖の季節になりました。

さて今回は、以前もちょっと話していた、ロボホンで自分の好きな音楽を聴く方法を紹介します!
※Androidの開発者向けツールを使います。分かる方のみ自己責任でどうぞ。


★追記:その後分かったこと
これまで煩雑な操作を経て音楽アプリを起動していましたが、もっと単純な方法が分かりました。

それは、「マイクスイッチ付きイヤホンを繋いで、スイッチを押す」です。
そうすると自動で再生が始まります。面倒なアプリのインストールは要らず、音楽データの転送だけでOKです。

どんなイヤホンを使っているかによって、できる・できないが変わってきますが…通話対応イヤホンを持っている方はお試しあれ。


▼作業の内容
ロボホンに限らず、スマホで音楽を聴くときには、
・音楽データをスマホに転送する手段
・音楽を再生するアプリ
の2つが必要になります。

ロボホンの場合、前者は比較的簡単ですが、後者の「アプリ」をどうやって用意するかが問題でした。

まず前提として、普通に探していても音楽アプリが見つからない。ならアプリをインストールすればいいじゃん、ということで、PC経由でアプリをインストール。これも以前Androidで似たような遊びをしていれば、特に難しくはない作業です。

ただ新たな問題が出てきて、サードパーティーのアプリからは、ストレージの中身の閲覧が許可されていないことが分かりました。要するに、自分で勝手にインストールした音楽再生アプリでは、音楽データの読み込みができないという事。

どうしようかな…といろいろ試しているうちに、ロボホンには音楽アプリがインストールされていないように見えるけれど、アプリのショートカットが表に無いだけで、再生機能を持つアプリは用意されていることが分かったので、そのショートカットをホームに貼り付けることで解決しました。


まぁ分かりにくい理屈は置いておくとして、ここから実際の作業を順番に解説していきます。

①(下準備)データとツールを揃える
今回必要になるのは、以下のものです。

・ロボホン
・パソコン(今回はWin10を使いますが、たぶんMacでも可)
・USBケーブル(ロボホンの充電に使ってるやつでOKです)
Android SDK(詳しくはリンク先で。情報古いですが参考にしてください)
・転送したい音楽のデータ(m4aとmp3は再生可で、wmaとflacは再生不可でした)
・QuickShortcutMakerのapkファイル(他のAndroidスマホから取ってきてね!)
 ↑これは、他のスマホにQuickShortcutMakerをインストールしてから、appSaverなり何なりを使ってアプリ本体のデータを吸い出してきてください。

ここでは下準備の詳しい解説はしません。記事長くなっちゃうからね。


②「USBデバッグ」を有効にする
ロボホンはAndroid搭載ということで、ちゃんと開発者向けオプションが用意されています。まずはそれを呼び出します。

以前はちょっと面倒な操作が必要でしたが、ロボホンのVer1.01アップデート時に分かりやすく変更されました。

・ロボホンがVer1.01にアップデート済の場合
ホームから、「設定」→「端末情報」、と進んで、「ビルド番号」を連打。
その次に、ひとつ前「設定」に戻って、「その他」→「開発者オプション」→「ON」にする。
その次に、開発者向けオプションの画面を下にスクロールして、「USBデバッグ」をON。



・ロボホンがまだVer1.00の場合
ホームから、「設定」→「その他」→「ホーム切替」→「Launcher3」。
Launcher3が起動したら、歯車マークの「設定」を起動して、「端末情報」→「ビルド番号」連打→ひとつ戻って「開発者向けオプション」→ONにしてから「USBデバッグ」をON。
ちなみに元のホームに戻す時は、歯車の「設定」→「ホーム切替」→「ホーム」です。作業の後のほうでまたLauncher3を使うので、今は戻さなくてもいいです。


③PCからアプリをインストールできるようにする
パソコンからアプリをインストールするために、もう少し設定をいじっていきます。

・ロボホンがVer1.01にアップデート済の場合のみ
ホームから、「設定」→「その他」→「ホーム切替」→「Launcher3」と操作して、ホームアプリを切り替えます。
(以下共通)
Launcher3で、歯車の「設定」を起動し、「ロックとセキュリティ」画面で「提供元不明のアプ…」をONにします。

次からはパソコンと接続して作業していきます。


④ロボホンをPCに接続する
ロボホンとPCを、USBケーブルを使って接続します。
ロボホンの通知から、MTPとADBで接続されていることを確認したら、PCにそれぞれのドライバがインストールされるまで待ちます。


自動でドライバが引き当たらなかった場合は、コントロールパネルから手動でインストールします。
あんまりオススメはできないですが、他機種のドライバを当てても正常動作することが多いです。


⑤音楽データを転送する
ドライバがインストールできたら、まず、聴きたい音楽をロボホンに転送します。


ロボホンの内部ストレージには初期状態で「Music」フォルダがあるので、ここに入れてあげるのがいいでしょう。別に他の場所でもいいですが。
ちなみに容量は10GB程度、多いとは言えません。あと、あんまりたくさん入れても曲を選ぶのがしんどくなるので、お気に入りの数十曲くらいがいいと思います…。


⑥QuickShortcutMakerをインストールする
USB接続はそのままで、次は必要なアプリをインストールします。

まず、PCのQuickShortcutMaker.apkのあるフォルダを開き、何も選択しない状態でShiftを押しながら右クリックします。そして「コマンドプロンプトを開く」をクリック。

真っ黒な画面が表示されるので、そこに

adb install QuickShortcutMaker.apk (.apkの前はファイル名に合わせてください)

と入力します。


エンターキーを押してしばらくすると、コマンドが数行進んで最後に「Success」と出るはずです。
他の文字が出た場合はエラーなので、原因を探してやり直して下さい。

インストールできたら、ロボホンのLauncher3からQuickShortcutMakerが起動できるようになっています。


⑦音楽アプリのショートカットを作る
ここからはまたロボホンでの作業です。まずはQuickShortcutMakerを起動します。

画面の小さいロボホンだと操作しづらいですが、頑張って下の方までスクロールしていくと、「ミュージック」という緑地に音符のアイコンのものが見つかります。
これを一回押すと、「ミュージック」が増えます。(笑)


展開されたものの一番上(全体でいうと2番目)の、「ミュージック ミュージック」を押します。すると、画面が変わります。


ここの「起動」を押すと…


やった! 音楽アプリが起動しました。

起動が確認できたら、戻るボタンで前の画面に戻り、「作成」を押します。
するとLauncher3のどこかに音楽アプリが出てきています。

これで、Launcher3から音楽アプリを起動すれば、音楽が聴けるようになりました。
作業はここで終了です。


▼注意点とか
まず大事なことですが、ホーム画面がLauncher3の状態だと、ロボホンが呼びかけに答えてくれなくなります。
なので普段は「ホーム」を使った方が良さそう。

音楽アプリを使う時はLauncher3に切り替え…というのもめっちゃ面倒くさい話ですが、一度音楽を再生すれば通知バーに常駐してくれるので、(常駐している通知を消さなければ)再生のたびにホーム画面を切り替える必要はありません。

それか、通知バーに常駐するタイプのランチャーをインストールするのもアリだと思います。
僕もいろいろ探しているのですが、小さい画面でも操作しやすいアプリはまだ見つけられていません…。どなたかご存知の方がいたら紹介してください!


あと気になるのは、音楽再生時のロボホンの音声認識ですが、こちらは全く問題ナシ!
ロボホンのスピーカーから歌詞付きの音楽が流れていても、こちらの呼びかけには正確に答えてくれますよ。


それでは、今回はここまで。
ロボホンのアップデートで、「オススメの曲聴かせて」機能もバリエーション豊かになったみたいですが、まだまだ物足りない…という方はぜひこの方法でお気に入りの音楽を楽しんで下さいね!
 

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