2012年10月28日日曜日

【L-05D】CPUを制御して節電!『LG GearBox』


今回は、少しでもバッテリー消費を抑えたいという方のために『LG GearBox』を紹介します。
これは、Optimus itのCPUの動作周波数を制御することで節電をするアプリです。
root権限は必要ありません。設定方法も簡単なので、電池持ちが気になる場合はぜひお試しあれ。

ただしこれはdocomoやLGの公式アプリではありません。アプリのダウンロードページにもありますが、導入はすべて自己責任でおねがいします。
僕が使っている限り不具合などは起きていませんが、僕も一切責任はとりません。

※Android4.1では使えなくなりました。


では実際に導入してみましょう。
まずアプリのダウンロード。XDAにapkファイルがアップロードされているので落としてきます。
ページの真ん中あたり、LGGearBox1.2.1.apkというのをクリックしてダウンロードしてください。

Optimus 4X HD向けのアプリだと書かれていますが、細かいことは気にしないでいきましょう。


ダウンロードが完了したら、パソコンでダウンロードした場合はOptimus itのSDカードか内蔵ストレージ内に移動します。

次にアプリのインストールです。
ファイルマネージャー系のアプリを使って、LGGearBox1.2.1.apkを開きます。
するとインストールの確認画面が出ます。
もしここで、「注意:Google Playストアからのアプリケーションのみインストール可能な設定になっています。・・・」と表示された場合は、右下の「設定」をタップし、「提供元不明のアプリ」にチェックを入れてください。その先表示される注意でも「OK」を選択します。
これでインストールができるようになります。
ちなみにもうお気づきかと思いますが、この「提供元不明のアプリ」の設定はセキュリティを強化するためのものですので、気になる場合はアプリの導入後チェックを外しておきましょう。

少し脇道にそれましたが、インストール確認画面に戻ります。
ここで「インストール」を選択するとインストールが始まります。
完了したら、「開く」でアプリを起動します。
起動したらこんな画面になります。


設定項目は2つです。
「Max Speed」では、CPUの最大動作周波数を設定します。
Optimus itの通常の最大動作周波数は1512MHzです。
ちょっと余談ですが、この動作周波数っていうのはそのままスマホ(パソコン)の性能に直結します。
カタログでOptimus itのところを見ると、「CPU:1.5GHz Dual Core」ってのがあったと思いますが、その1.5GHz≒1512MHzです。カタログに載るくらい重要な情報です。
この数字が高ければ高いほど性能が良いのですが、その分多くの電気を必要とします。
そこで、最大動作周波数を下げることで、性能を落とす代わりに電池消費を抑えようというわけです。

つまりはこの数値を下げれば下げるほど電池持ちがよくなるのです。
処理速度は犠牲になりますが、Optimus itはもともと性能の良い端末なので、ある程度数値を下げてもフツーに使う分にはほとんど影響はありません。参考までに、1026MHzだとちょっともっさりするくらいでそれほどストレスは感じません。まぁこのくらいが妥当かと。


次に設定項目2つめ、「Active Cores」です。
これは、CPUのうち何コアを動かすかということです。
画面では最大値が4になっています。このアプリは4コアCPU搭載のOptimus 4X HD向けだから4まで設定できるようになっていますが、Optimus itには2コア(=Dual Core)しか搭載されていないので、4とか3の数値を設定しても意味はありません。
ちなみに4や3を設定しても別に不具合が出るわけではなく、通常通り2コアが動いているようです。むしろ4を設定しておいた方がいい気がします。


数値を設定したら、「Apply」を押して設定を保存します。
これで指定した数値を設定できました。

ちゃんと設定できているかどうかは体感的に分かると思います。
動作周波数を確認したい場合は「CPU Spy」というアプリ(Google Playにあります)が便利です。
でもコア数の確認はできない・・・。コア数は、正直本当に設定できてるのかも微妙なところです。


この後、再起動するまで設定は保持されます。
逆に言うと再起動するたびに設定が必要なのですが・・・。


もうひとつ、LG GearBoxの画面右上、「Power Saver」っていうのがあります。
そこをタップすると別の設定画面が出てきます。
こっちは、本体の設定にある「パワーセーブ」が起動しているときだけ有効になる設定です。
ここで動作周波数とコア数を指定しておくと、パワーセーブを有効にしていてかつバッテリー残量が30%を切ったときにこの設定が機能します。
要は電池がなくなってきたら自動で設定が変わるようにできるというわけです。


これがLG GearBoxのすべての設定項目です。
状況に応じて使い分けて、かしこく節電しましょう!

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