2015年6月16日火曜日

【root】CPUダウンクロックで節電


今回は、rootを取っているスマホでの節電方法のご紹介。CPUの処理速度を抑えて省エネします。


さっそくですが、最近のスマホってオーバースペックですよね?
スマホのカタログなんかに、CPUの型番と動作周波数が載ってますけど、「2.2GHzクアッドコア」とか、どうやっても僕には必要ありません。むしろ電気だけ食って無駄なレベル。

というわけで、CPUの「ダウンクロック」をすることで消費電力を抑えます。
CPUには動作周波数(クロック)があります。単位は Hz(ヘルツ) 。最近のスマホではGHz(ギガヘルツ)表記が多いですが、MHz(メガヘルツ)での表示も一般的です。数値が高いほど処理が速く、電池消費と発熱が激しくなります。

最近のチューニングでは、そんなに重くない処理でも最高周波数で動くようになっています。もちろん処理自体は速く終わるのでしょうが、体感できない速さはいらないってのが僕の持論。
周波数の違いが分からない程度の処理レベルなら、周波数を落とせば無駄がないじゃないですか。

ちなみに先に言っておくと、僕の場合2GHzクアッドコアのCPUなら、1GHzまでダウンクロックしています。
一応根拠はあります。動作周波数が1GHzを超える場合、複数のコアを使うほうが省電力になるって話。

詳しくはこちらのサイトを参照ください。
気になるケータイの中身-ケータイWatch http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20110627_456215.html



さて、実際のダウンクロック方法を解説します。いろいろ方法がありますが、今回はTrickster MODというアプリで設定します。
この作業はrootが前提となっています。root無しでダウンクロックできるのは一部の機種に限られます。

余談ですが、動作周波数を規定より上げる「オーバークロック」の場合は、周波数増設のためカーネルの書き換えが必要です。一方ダウンクロックの場合は、もとからある周波数を封印するだけなので、カーネルの書き換えは必要ありません。


Trickster MODはPlayストアで配布されています。アプリをダウンロードし、起動。
スクリーンショットはGalaxy Note 3  SCL22です。


起動したら、左上からタブを開きます。


この中から「全般」をタップ。


「CPU周波数コントロール」で、最小周波数と最大周波数を設定します。
周波数を設定したら、「周波数ロック」をONにしておくことをおすすめします。

今回は詳しく触れませんが、CPUのガバナーも変更できます。


設定ができたら、最後にもう一仕事。右上の設定マークを押し、「起動時に適用」の「カーネル設定」にチェックを入れておきます。


こうすることで、スマホの電源ON時に自動で設定が適用されます。
(逆に言うと、起動中と起動直後には設定が適用されず、もともとの最大周波数で動きます。)


これで設定完了です。ただしく動作しているかどうかは、同アプリの「情報」で見ることができます。



このアプリ、CPUのマルチコアに関する設定や、GPUのクロック設定などもできるようになっています。解説はまたの機会にしますが、ぜひ調べて試してみてください。
 

2 件のコメント:

  1. はじめまして!
    最近やっとスマホに変えて、色々調べている内にROOT化までやってしまいました。
    Trickster MODって敷居高そうなんで敬遠していたんで、解説楽しみに待ってます!

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    1. コメントありがとうございます! 機会があれば解説するのでお楽しみに(^-^)/

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