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2014年4月13日日曜日
『Wnn Keyboard Lab』の使い方
今回は「Wnn Keyboard Lab」の概要と使い方・設定項目を紹介します。
Wnn Keyboard Labは、オムロンのキーボードアプリ「iWnn IME」の先行開発版です。
この「iWnn IME」、知らない方も多いかもしれませんが、実はサムスンやLG、シャープなどの日本向け端末に搭載されている非常にポピュラーなアプリなんですよ。そんな有名アプリのβ版を無料で試せちゃう、というのが、Wnn Keyboard Labなんです。
▼安定の変換精度、さらに「外部変換」も!
数多くの端末に搭載されていながらも、なんとなく知名度の低そうなiWnn IME。しかし実力はホンモノで、変換精度もかなり高いです。
Wnn Keyboard Labは無償提供のため、変換精度が若干落とされているらしいのですが・・・しかしこれも、全く心配いりません。
このアプリ、「外部変換」として、Social IMEとGoogle日本語入力の変換が利用できるんです。
拡張アプリをインストールして有効にするだけで、(ネット接続があれば)変換精度を強化することができちゃいます!
前と同じ例ですが・・・
Wnn Keyboard Labでは、「ながせいおり」は「永瀬伊織」に変換できません。
しかしこの「外部変換」を押すと・・・
Google日本語入力(あるいはSocial IME)の変換エンジンを使って、「永瀬伊織」に変換することができました! 素晴らしいッ!
ちなみにこの機能は製品版iWnn IMEでも一部実装されていて、SH-04Eなどでは標準で利用できます。
実はこの機能、はるか昔の端末SH-03Cにもついていたのですが、あの頃の通信速度・端末の性能では外部変換はとても使い物にならなかったんですよね・・・。今は外部変換を押してから数秒で変換されるので、本当に快適です。
▼キーボードの位置移動、透過ができる!
実はこの記事を書いている最中に発見した機能なのですが(笑)、このアプリ、キーボードの場所と透過率が変えられます!
文字入力中に左下「文字」キーを長押し。からの、キーボードスタイル切替。
するとまぁ、こんな感じになりました。
キーボードがふわふわと浮いていて、画面下にボタンが追加されています。
左下のV型の矢印は、キーボードを隠すボタン。
その右は、元の表示に戻すボタン。
その右の空白を掴むと、キーボードが移動できます。
その右、2つのキーボードが重なっているのは、透過調整ボタン。
いちばん右は、キーボードのサイズ変更のボタンです。
こんな感じで、好きな場所に移動して、さらに透過して下の文字を読むこともできちゃいます(^^)
▼イメージ(スキン)が充実! でも・・・
Wnn Keyboard Labのもうひとつの魅力は、豊富なスキンです。
公式の無料イメージがたくさん公開されていて、自由に利用することができます。
スキンの切替方法は、Wnn Keyboard Labの設定中の、表示→キーボードイメージ、です。
ただ、さほど良いデザインのスキンはなく・・・期待しすぎるとガッカリするかも(^-^;
▼充実した設定項目!
ここからはWnn Keyboard Labの設定項目を解説します。
設定へは、システム設定→言語と入力→入力方法からWnn Keyboard Labの設定を開くことでたどり着けます。もしくはキーボード利用中に文字ボタン長押し→各種設定、です。
◎入力言語
言語の選択です。
◎表示
・キーボードタイプ
テンキー(ケータイ配列)とフルキー(QWERTY配列)のどちらかを選べます。選択は、一括または個別に行えます。これができるアプリって意外と少ないんですよね・・・(2度目)
・キーサイズ
キーボードの高さを変更します。
・キーボードイメージ(イメージインストール時のみ)
イメージ(スキン)を選択します。ランダムにもできます。
・言語切り替えキーを表示
複数の言語を入力言語に指定している場合、これを有効にするとキーボードに地球マークが現れ、ワンタッチで言語を変更できるようになります。
・他の入力方法に切り替え
言語切り替えキー有効時、他のキーボードアプリに切り替えられるようになります。
・音声入力キーを表示
Google音声入力を起動するキー(マイク型)を表示します。
・左右キーを表示
フルキーでカーソルの左右移動キーを表示します。
・フルスクリーンモード
テキストの入力エリアをフルスクリーンにします。入力エリアは見やすくなりますが、他の表示は(入力中は)見えなくなります。
・候補表示行数
変換候補の表示行数を変更します。縦画面と横画面それぞれで設定できます。
・絵文字パレット
絵文字入力時の通信会社の選択です。キャリアごとに絵文字が違うため、正しい通信会社を選択してください。
◎予測/変換
・日本語候補学習
有効にすると、日本語に関して、一度打ったワードが次回の変換時に上位に表示されます。
・日本語予測変換
有効にすると、日本語に関して、入力途中でもそのワードを予測して変換候補を表示します。
・日本語ワイルドカード予測
日本語予測変換が有効な状態で、入力した文字数から誤字を予測して修正変換します。
・半角スペースを使用する
ひらがな入力時、全角スペースではなく半角スペースを使います。
・候補学習
有効にすると、日本語以外に関して、一度打ったワードが次回の変換時に上位に表示されます。
・予測変換
有効にすると、日本語に関して、入力途中でもそのワードを予測して変換候補を表示します。
・ワイルドカード予測
予測変換が有効な状態で、入力した文字数から誤字を予測して修正変換します。
・入力ミス補正
予測変換が有効な状態で、誤字を予測して修正変換します。
・自動スペース変換
変換候補を選択して入力した場合、単語の後に自動でスペースを入力します。
・自動大文字変換
文頭を自動で大文字にします。
◎キー操作
・キー操作音
キーをタップすると音がなります。マナーモードでは動作しません。
・キー操作バイブ
キーをタップするとバイブします。サイレントモードでも動作します。
・キー操作バイブ時間
バイブする時間の設定です。
・キーポップアップ
有効にすると、キーを押した時にそのキーの上に押した文字が表示されます。
・フリック入力
テンキーでフリック入力を有効にします。無効の場合はトグル入力(連打)のみ有効になります。
・フリック感度
フリックのスライド感度を設定します。
・トグル入力
フリック有効時にトグルを有効にします。
有効→「か」3連打で「く」
無効→「か」3連打で「かかか」
・自動カーソル移動
フリック有効でトグル有効の場合、キーを押してから一定時間(0.7秒・1.2秒・1.7秒)でカーソルを移動します。
有効→時間をあけて「か」2連打すると「かか」
無効→「か」2連打すると「き」
◎外部アプリ連携
・入力拡張プラグイン
マッシュルームなどを有効にします。
・入力拡張プラグインへの全文送信
プラグインへ入力文字列を全文渡します。
・外部変換エンジン
インストールした外部変換エンジンを有効にします。
Social IME→https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.omronsoft.wnnext.socialime
Google日本語入力→https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.omronsoft.wnnext.googleime
◎辞書
ユーザー辞書の管理をします。
◎その他
辞書バックアップ/リセット・設定リセット・その他アプリ情報の表示です。
以上、面白い機能がいろいろあると思いますが、どうでしょうか? この機能が今後製品に実装されると思うと楽しみです。
あ、いちおう先行開発版ということで、多少のバグが出ても大目に見ましょう(笑) ちなみに僕の使っているところでは不具合はありません。
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