2014年3月22日土曜日

【スマートなスマホ選び③】バッテリー&電池持ち


『スマートなスマホ選び』3回目に取り上げるのは、バッテリーです。

何はなくともこれだけは、というか、電池がなければスマホはただの「文鎮」です。
スマホメーカーも、何とか電池持ちを伸ばそうと頑張ってます。


▼電池の大きさの表し方

まずは基礎知識として、電池容量の表し方を覚えておきましょう。


電池の容量の単位は2つあります。
1つ目がmAh(ミリアンペアアワー)、2つ目がWh(ワットアワー)です。

どちらの単位も考え方は同じ。「その電池を1時間で使い切った場合のエネルギー量」を表しています。まぁ要するに、数字が大きいほど容量が大きいってことです。


単位の説明もそこそこに、 実際に例を挙げて比較してみましょう。

SH-03C・・・1400mAh
L-05D・・・1650mAh
L-05E・・・2100mAh
SH-06E・・・2600mAh
SO-01F・・・3000mAh

例は適当に挙げてるので(笑)、どこのメーカーのが容量が大きい、とかの関係性は特にありません。
電池の大きさと大きく関係するのは、やはり、画面の大きさです。


▼電池が大きくても、電池持ちは変わらない?

電池が大きければ大きいほど電池持ちは良くなります。でも、だからといって大きな電池の入ったスマホを選べばいいというわけではありません。

基本的に、大きな電池を搭載するには、大きなスペースが必要です。
大きなスペースを持っているのは、大きなスマホです。
大きなスマホは、画面が大きいので、消費電力も大きくなります。

つまり、電池と一緒に画面が大きくなり、消費電力が増えるのです。スマホの中で一番電力を使うのは画面なので、画面の消費電力の多さは電池持ちに直結します。

まぁ、電池を大きくして逆に電池持ちが悪くなる、ってことは無いんですが、電池を大きくしてもそれ相応の効果は得られないんですねぇ(--;


▼電池持ちを良くするには?

そこで、電池持ちを良くするためにどうすればいいか。 画面の消費電力を抑えればいいですよね?

・・・というと身も蓋もないですが(汗) しかも、ディスプレイの消費電力を抑えるには新しい技術の開発が必要で、なかなか難しい話です。

成功例としてはやはりIGZOでしょう。SHARPが開発した新ディスプレイIGZOのことは、前回の記事でも取り上げました。IGZOを採用したスマホの電池持ちは、従来の3倍とも言われています。

画面の省電力をウリにしている機種は、SHARPのAQUOS PHONEの他にもあります。


大容量の電池+省エネな画面、この2つが合わさって、電池持ちのいい機種が完成するんです。


▼その他の電池持ち対策

画面の電力消費以外で、電池持ちを良くしようという工夫もあります。
この辺りで面白いのはLGです。

L-05Dユーザーの皆さんはもちろんご存じでしょうが、「電池を2個付属する」ってのも一種の電池持ち対策ですよね。
連続して使える時間は少ないですが、充電せずに使える時間は倍増です。やったね!

もうひとつの例はG2(L-01F)です。
G2の画面サイズは5.2インチで、電池容量は3000mAhなのですが、実はこのバッテリー、2つに分かれています。

画像はLGより。

G2の丸みのあるボディいっぱいに電池を詰め込むため、大きさの違うバッテリーを2段に重ねて格納しているんです。
画面サイズの割には大きな電池容量が実現できています。なかなか面白いですよね(笑)


▼結局どうやって選べばいいの?

ここまでいろいろと書いてきましたが・・・

・電池容量が大きいほど電池持ちがいい(ただし大差はない)
・省エネな画面を搭載していれば電池持ちがいい

の2点が大切です。

でも、画面が省エネかどうかってのは目に見えないし、実際に使ってみないと分からないんですよね。こればっかりは店頭で比較しようがありません。ネット上でユーザーのレビューなどを調べて検討するのがいいでしょう。


もうひとつ、何より大切なのは、使い方によって大きく変わるということ。
どれだけ大きな電池があろうと、それをすぐに使い切るような操作をすれば、電池はすぐになくなります。

画面どうこうよりも、一番電池持ちに影響するのは使い方ですからね。その辺りの管理もしっかりやっていきたいところです。
  

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