2013年6月16日日曜日

盗難対策は『Cerberus』でカンペキ!


今回は、スマートフォンを他のスマホやパソコンから遠隔操作できる『Cerberus』を紹介します。

Cerberusは、紛失・盗難対策にうってつけの有料サービスです。ただし月額使用料は必要なく、はじめに約300円(2.99ユーロ)を支払えば永久に使い続けられます。

《130914:Googleの公式サービス「Android デバイスマネージャー」で、Cerberusの機能の一部が無料で利用できるようになりました。詳しくはこちら。》


ではさっそく、Cerberusでどんなことができるのか、主な機能を具体的に紹介しようと思います。


・トラッキング(スマホの位置を追跡)
スマホの現在地を、遠隔操作する端末に表示できます。これによって、スマホがどこに落ちているのか、また、スマホを盗んだ人がどこにいるのかが分かります。
追跡機能もついているので、犯人の足取りも一目瞭然、というわけです。

・端末の状態、通話記録の取得
スマホの電池残量や通話記録を閲覧できます。

・写真(動画)撮影、音声録音
スマホのカメラ、マイクを使って、スマホの周りを撮影したり録音したりできます。
スマホが今どんなところにあるのか、詳細に分かります。

・内蔵メモリー・SDカードのデータ削除
スマホに入っている、他人に見られてはいけないデータを遠隔削除できます。

こんな感じでスマホの現在地が特定できます。もちろん地図は拡大できるので、スマホのある番地までも分かります!

この他にもいろいろな機能がついています。
ただし、これらの機能を使うには、紛失したスマホがインターネットに接続されている必要があります

(僕はCeruerusの回し者ではないですが)正直これで300円ってのは破格です・・・。
スマホの紛失や盗難が怖いという方は、これを導入しておくと安心感もアップするでしょう。

また、2週間の無料試用もできますので、興味がわいた方はぜひ試してみてください。



さて、ここからは完全に余談ですが、上に挙げた機能ってなんだか「ウイルス」みたいですよね。
(少なくともネット上では、Cerberusの黒い噂は聞いたことがありませんが・・・)

で、その特徴(?)を利用して、スマホのセキュリティ講座などでCerberusが例に出される場合があります。
「もしもウイルスに感染したら、犯罪者によってスマホが遠隔操作されてしまうかもしれない」という具体的な例として、Cerberusを使って実際に遠隔操作をやってみるのです。

僕自身も、セキュリティのプレゼンを聞いた時に、実際にCerberusでスマホを遠隔操作するのを見せて貰ったのが、Cerberusを知るきっかけでした。


繰り返しになりますが、このCerberus自体は自分のスマホを守るためのサービスで、悪意のあるアプリではありません。
ただ、「スマートフォンの危険性」を考える上では、こういうサービスが可能だということはなかなか興味深いですね。
 

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